レコールNo. 41は、ワシントン州の優れたメルロのトップ生産者として知られており、このワインも素晴らしいストラクチャー、色、バランスのよい酸を持ち合わせています。
このヘリテージ・コレクション・メルロは、60%が自社で栽培したブドウを使用しています。
ラズベリー、プラム、ブラックチェリーが複雑に重なり合い、砕いたバラの花、鉛筆の削りかす、スモーキーな杉のニュアンスがアクセントになっている、フルボディで力強いメルロは、漬けたベリー類、コーヒー、キルシュのフレーバーを持っています。
チャーミングで完熟したこのワインは、満足のいくフィニッシュへと続きます。
・全体的に温暖な生育期と厳しい収穫期にもかかわらず、レコールに高品質のヴィンテージをもたらしました。
・2月と3月は気温が低く雪が降ったため、畑の剪定が遅れ、4月下旬から5月上旬に芽吹きが起こりました。
その後暖かな5月が樹冠の成長と開花を加速させました。
・7月は気温が低かったため、積算温度が低めとなり、果実の色づき期が平年より7~10日遅れました。
8月は例年通りの暖かな天候となりましたが、38度を超える気温の上昇は数回にとどまっています。
・9月初旬には暖かな天候が続き、平年並みの収穫が始まりましたが、やや雨が多く気温が低かったため、収穫は遅れました。
9月末に軽い霜が降り、さらに凍結の予報が出ていたため、収穫を急ぎ10月の最初の2週間で60%の果実を収穫、凍結の影響で10月第2週にはシーズンが終了しました。
・自然な酸味と印象的なストラクチャーを持つ、美しくエレガントなワインが仕上がりました。
36年以上にわたる綿密なブドウ畑の管理とワイン造りの経験は、私たちのワインの品質と卓越した評価の基盤となっています。
私たちは、自社のワインの栽培と醸造の全ての工程に携わっています。
各ロットは理想的な成熟度で手摘みされ、優しく破砕して1.5トンおよび5トンのステンレス製発酵槽に入れられました。
ワイン醸造の全工程において、手作業によるパンチダウンと重力アシストによる果実の優しい取り扱いが行われます。
ワインは小さなオーク樽にきれいに澱引きされ、20%の新樽で16ヶ月間樽熟成されました。
レコールNo41とはフランス語で41番地の学校という意味を持ちます。
ラベルに描かれているのは歴史的価値の高い当時の学校で、この地がフランス系カナダ人が多く住むフレンチタウンだった事からその名を付けました。
創業当時からこの学校がそのままワイナリーになっています。
レコールNo41はワラワラ地区で3代続く3番目に古いワイナリーでワシントン州で最も評価が高く有名な手造りワイナリーの一つです。
世界でも非常に多くの受賞をしており、ワインエンスージアスト誌で世界のTOPワイナリー100に15回選出、また2014年にはエステート・ファーガソンが世界のボルドー・ブレンドとして優勝しました。
最近では2021/22年度のワイン業界で最も影響を与える人々のひとりにオーナーのマーティ・クラブが選出されました。
この賞は、マーティのリーダーシップ、革新性、着想力、そして米国のワイン文化に与えたポジティブな影響力を評価したものです。
レコールはワシントン州の歴史の深い偉大なブドウ畑と長期にわたり良好な関係を築く一方で、ワラワラで最も古いセブンヒルズ・ヴィンヤードへ継続的に投資しその質を国際的なものに向上し続けるワイナリーとしても名声を得ています。
ワイン業界で最も影響を与える人々のひとりにオーナーのマーティ・クラブが選出されました。