甘みと旨味のバランスが良いワインで、ブラックベリー、ブラック・チェリー、メスキート、黒トリュフ、スミレ、胡椒、スパイスミックスが香ります。
あふれんばかりの花と果実のアロマがあり、スモーキーさが黒果実の味わいと一体化しています。
口に含むと、きめ細かいタンニンが果実の香りをゆっくりと広げ、余韻にまで伸びます。
グリップ力があり、空気を含むことでまた更に香りが出てくるワインです。
ホナータのワインは通常、熟成をさせなくても楽しめるワインですが、2015 年のデサフィオ、アルマ、フエルザ、そしてティエッラに関しては数年置いてから飲むことをオススメします。
それぞれ2015 年ヴィンテージの素晴らしさがギッシリ詰まったワインで、果実味豊かでフレーバーがとても凝縮しています。
フレッシュな酸とワインの骨格が全てを包み込み、エネルギーとパワーを兼ね備えたワインです。
セラーで寝かせる事で、全ての要素が一つにまとまります。
2015 年のサングレ、フィーニックス、トドスに関しては、セラーで寝かせる事で、秘めた香りが放たれますが、今すぐに飲んでも素晴らしいワインです。
早めに飲めるという点では、それぞれ2015 年ヴィンテージの素晴らしさが出ているワインです。
カリフォルニア ・ カルト ・ ワインの代表格とも言われるスクリーミング ・ イーグルのオーナーがサンタ・バーバラに興味を示したのが 2000 年。
アスパラガスを栽培した方がいいと言われた土地にボルドー系品種を植えました。
本人曰く「これは大きなばくち」と言ったこの賭けが、ミッシェル ・ ローランやスタグリンの醸造家であったマット ・ ディーズの力により、カリフォルニアを代表するスーパープレミアムワインを生むことになりました。
ロバート ・ パーカーは「彼らがあの土地でボルドー品種で成功した事は、度肝を抜かれるくらいの驚きです。
」と評しています。
ホナータは 600 エーカーのゴージャスで金色に光る丘です。
そのうちの 80 エーカーはユニークなマイクロクライメイトや土壌により慎重に選ばれた土地です。
その土地は 50 以上のブロックとサブ ・ ブロックに分割され、それぞれが異なる台木、クローン、植密度の組合せになっています。
その結果、ワインメーカーのマットがホナータの為に必要とする多様な味わいが生まれます。
ヴァーモント大学で植物 ・ 土壌学を専攻したマットは、大学卒業後ナパ ・ ヴァレーに移りスタグリン ・ ファミリー ・ ヴィンヤードでアンディ ・ エリクソンと共に働き、ボルドー品種について学びました。
スタグリンで働いていた 3 年の間、ニュージーランドのクラギー ・ レンジでダグ ・ ワイザーの下、3 つのヴィンテージのワイン造りにも携わり、シラーとピノ ・ ノワール造りも彼の経歴に加えられました。
マットは南北両半球でのカベルネ ・ ソーヴィニョン、シラー、ピノ ・ ノワール造りを通して、ヴィンヤードのフレーヴァーを表現する事の重要さを学びました。
ディーズは世界の最も偉大なワインは畑で造られると強く信じています。
彼の幅広くバランスの取れた経歴と、この畑の高品質なブドウに対する情熱と共に、2004 年にホナータに加わりました。
ワイナリーのオーナーは、あの言わずと知れたカリフォルニアのカルトワイン「Screaming Eagle」のオーナーである Stan Kroenke(スタン・クロエンケ)です。
彼はアメリカのバスケットボール・リーグ NBA のデンバー・ナゲッツ、そしてアメリカン・フットボール NFL のセントルイス・ラムズのオーナーで、サッカー・プレミアリーグのアーセナルの筆頭株主でもあります。