コロンビア・ヴァレーの西北シュラン湖にあるアントワン・クリークの畑から、輝くばかりの酸とミネラル感が満載の葡萄を調達。オーナー・グレッグ・ハリントンはもったりとしたヴィオニエ(温暖な地区のヴィオニエ)を良しとせず、切れ上がった酸、ミネラル感を大切にする。
グラマシー・セラーズでは初めからヴィオニエを造ろうとしていたわけでなく、2010年ワシントンDCでソムリエをする友人から「家族がレイク・シュランで良いヴィオニエを栽培しているんだが、見てくれないか?」との電話をもらい、最初にその畑を訪れた時から、すぐに長期契約を申し込んだ程、素晴らしいヴィオニエを手に入れることができた為、グラマシー・セラーズに白のラインナップが加わった。
生産量:325ケース
テクニカル情報
醗酵・醸造:ステンレス・タンク醗酵フレッシュな果実が楽しめる。
60% そのままステンレスで熟成40%
数年使いの仏産樽パンチョン500?にて熟成ワインにふくよかさと、まろやかな口当たりを加味する。
8か月熟成後、両者をブレンドする
テイスティング・コメント
味わい:瑞々しい柑橘類、レモン、梨、マンダリン・オレンジの皮と白い花のアロマ。
アタックには引き締まった酸が感じられ、軽やかなヴォリューム感。
口当たりは非常にまろやかさで口中を覆うような滑らかさが溢れてくる。
辛口で爽快な酸、フレッシュな果実、滑らかな口当たりのバランスがこのワインの特徴。
2021年は一段と個性を増し、石を感じさせるミネラル感、シャープな酸、たっぷりとした果実の凝縮感が心地よい。
畑情報
●Antoine Creek アントワーヌ・クリーク(コロンビア・ヴァレーの北西レイク・シュランAVA)
秀逸な酸とミネラル感を与える。
それはニュー・ワールドのヴィオニエに欠けがちの要素である。
ニュー・ワールドのやや暖かい産地で栽培されるヴィオニエは強い日照にすぐ日焼けし、過度に熟し、また生育状況や糖度や成熟にばらつきが出がちである。
例えば一房に糖度が3-5度ほど違う粒が混ざっていることがほとんど。
しかしながらこのレイク・シュランAVAにあるアントワーヌ・クリークの葡萄は均一に熟し、秀逸な酸をキープできるという素晴らしい畑であり、十分に手をかけた栽培農家のおかげである。
●Forgotten Hills フォゴットン・ヒルズ(ワラ・ワラ・ヴァレーAVAの北東)
自社畑ブルーマウンテン山裾にある畑で常時風が吹き込み冷涼で、火山性土壌からの鉱物的ミネラル感が加わる。
ヴィンテージ: 2021年
容量: 750ml
タイプ: 白ワイン
味わい: ミディアム・ボディ
主要品種: ヴィオニエ100%
原産国名: アメリカ
地方名: ワシントン
AVA: コロンビア・ヴァレー/ Columbia Valley
畑: アントワーヌ・クリーク/ Antoine Creek、フォゴットン・ヒルズ/ Forgotten Hills(自社畑)
ワインメーカー: グレッグ・ハリントン/ Greg Harrington
醸造: ステンレス・タンク醗酵
熟成: ステンレス・タンク熟成60%、仏産樽パンチョン(500リットル)熟成40%。8か月熟成
キャップ: コルク
アルコール度数: 13.5%