DomaineSaint-JacquesRullyBlanc1erCruStellarisCampus
ラテン語でステラは星、キャンピュスは土地の意。DomaineSaint-JacquesRullyBlanc1erCruStellarisCampus
ラテン語でステラは星、キャンピュスは土地の意。マリス、ラ・フォスの最良の区画のブドウ。コート・ド・ボーヌの南に連なるコート・シャロネーズのリュリーに9.5haを所有するドメーヌ。ここ数年の評価は非常に高く、リュリー最高の生産者と言われるほどです。
ドメーヌは長い歴史を誇り、1955年にクリストフ・アメデ・グランムージャンが移り住んだことに遡ります。当時、ブドウはネゴスに売っていましたが、3代目のクリストフ・ジャン・グランムージャンが1990年に引継ぎ、ワイン造りを始めました。ドメーヌ・サン・ジャックの名前でリリースされるようになったのは2000年代中頃のことです。2021年からは、クリストフ・アンドレア・グランムージャンが4代目として引き継ぎ、現在に至るまで、高い評価を受けるワインを造り続けています。
かつて、この地はサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の途中にある宿泊地でもあり、ドメーヌの名前にもある“サン・ジャック”(帆立貝)はこの歴史に由来しています。ドメーヌの前を走る道にはRueSaintJacquesと名前がついています。
醸造所の正面には巡礼者の守護を象徴する装飾が今なお残っています。13世紀に使われていたセラーのほか、18世紀まで遡る古い醸造施設には昔のプレス機が保存されています。畑はドメーヌからほど近いエリアに集中しており、主に1級畑です。品種は、シャルドネ、ピノ・ノワール、アリゴテです。シャルドネとピノ・ノワールの植密度は1haあたり10,000本です。平均樹齢は40年です。
ワインの品質と環境に配慮して、「持続可能な農法」を実践しています。このことは、クリストフ・ジャン自身がアレルギー体質ということにも関係しています。土壌は機械によって除草され、肥料は主に牛糞の堆肥からなります。春の芽かき、7月末のグリーンハーヴェストを徹底して行うことで低収量を実現。また、最適なアルコール分とフェノール成分を得るために、6月末から7月初めには朝日が当たる側面において、高い位置での夏季剪定と手作業での除葉が行われます。
収穫は手摘みで行われ、ブドウは風通しの良いカゴを使って運搬されます。ワイン造りは伝統的で、各ヴィンテージの特徴を尊重し、個性を最大限引き出すことを大切にしています。ブドウを圧搾する際には、コシュ・デュリも使用するヴァスラン社の伝統的なプレス機を使用することでこの上ない抽出を可能にしています。
赤ワインの熟成にはオーク樽を使用し、約12ヶ月間をかけます。これらの樽は3年ごとに交換されます。白ワインの熟成は一部がオークの樽(50%)で行われ、これらの樽も3年ごとに交換されます。収穫後15ヶ月から20ヶ月が経った後、瓶詰めされます。2017年から、最高の樽メーカーと言われるシャサン社製の樽を使用しています。バトナージュをすることにより、ワインにストラクチャーと味わい深さを与えています。
ドメーヌのトップ・キュヴェであるステラリス・キャンピュスのラベルには巡礼者の三つの装備が描かれた紋章が飾られています。
ラベルには、巡礼者の道標であるサン・ジャック(帆立貝)、歩行を助けるための杖、小物を入れるための小さな皮の袋が描かれています。
フランス現地でも、パリを中心に星付きレストランで採用されています。
今後が楽しみなクリストフ・アンドレアにご期待いただき、彼の渾身のワインをぜひご検討ください。