キュヴェ: 清涼感が漂い、バランスのとれたスタイル。
心地よい果実味が魅力。
赤系果実がたくさん入ったバスケットを思わせるほどの豊かな香り。
パン・デピスのニュアンスも感じる。
素朴な味わいで、しなやかな口当たり。
調和がとれ、親しみやすいジューシーさ。
飲み頃は5 年ほど続きます。
7ha、20区画(マルヴァル、シャヴァネ)。
収穫量35hl/ha。
100%除梗。
土壌は花崗岩質。
畑仕事は基本的に手作業。
テロワールを表現するために、状態が良く、よく成熟したブドウを収穫することが目標。
収量やキャノピー・マネージメント、ブドウの房周りの風通しを良くする作業を実践。
エレガンスを表現するために全除梗し、果実味を引き出すためにコールドマセレーション(低温浸漬)を行う。
30℃まで温度を上げて発酵前に浸漬させ、その後バリックでのMLF。
優しく抽出しているため、きめ細かなタンニンが感じられる。
15カ月間オーク樽で熟成。
新樽は使用しない。
ピエール・ガイヤール氏は醸造家を志し、1981年にヴィダル・フルーリー社に入社。
1982年にコート・ロティの再興の畑と言われているテュルクの畑を開墾、およびぶどうの樹も植え替えを行いました。
同時に自身も1981年にClos de Cuminaille、1982年にCote Rotie Rogierの畑を購入し、ドメーヌを設立しました。
1986年にヴィダル・フルーリー社がギガル社に買収され、ガイヤール氏はテュルクの仕込みを終えてからその年に退社し、ドメーヌに専念しました。
1985年の初リリースと同時に高い評価を得たローヌの新世代ドメーヌのパイオニア的な存在です。
目の行き届く広さの畑と、近代設備を備えた醸造所を所有しています。
リュット・レゾネを実践し、ローヌらしい濃縮した果実味と良年のブルゴーニュのような繊細でエレガントな味わいを兼ね備えたワイン造りを目指しています。