古い樹齢のブドウの樹は肉付きの良いふくよかなジンファンデルを生みます。
アルボア・ヴィンヤードとファソム・ランチは、何世代にも亘ってハーン・ファミリーにブドウを提供してきたジェイソン&キンバリー・エルス夫妻が所有する畑です。
これらの畑ではカリフォルニアにしかない個性的な極上のブドウを生産し、カリフォルニアの歴史のように、リッチでスパイシーなブドウです。
明るいルビーレッド色。
この2020 年ジンファンデルは完熟したチェリー、ブラックベリー、スパイス、微かなレザーのアロマが感じられます。
味わいは完熟した赤いベリーや赤い果実のフレーバーにバランスの取れた骨格、しっかりとしたタンニン、スパイシーで微かな香ばしいフィニッシュが感じられます。
このオールド・ヴァイン・ジンファンデルは歴史あるアルボール・ヴィンヤードとフェイサム・ランチの畑のブドウです。
二つの畑はロダイAVA のサブAVAであるモークラム・リヴァー AVA にあり、アメリカのどの地域よりもオールド・ヴァイン・ジンファンデルが多く残っているエリアです。
長い歴史を生き抜いてきた株造りのジンファンデルは砂質ローム層の水はけの良い土壌に深く根を張り、自然と収量の減少した樹齢 60-100 年のジンファンデルです。
ロダイAVA は、日中暖かく、朝夕はサクラメント・リヴァー・デルタから吹いてくる冷たい風の影響で 気温の下がる 地中海性の気候で、凝縮感のあるジンファンデルが育つ素晴らしい AVA の一つです。
この土地は高い評価を得ているサステイナブル・ファーミング・プログラム「ロダイ・ルール」の認証を得ています。
これらの畑は、生物多様性を保ち、土壌と水のコンディション、回りのコミュニティや従業員の待遇を改良する活動を実践しています。
1840 年代にカリフォルニアで始まったゴールドラッシュ。
世界中から一攫千金を狙った人々がカリフォルニアを目指しました。
帆で覆われた馬車はガタガタと乗り心地の悪い乗り物で骨まで揺れると「ボーンシェーカー」と呼ばれていました。
そんなボーンシェーカーに揺られ開拓精神あふれるパイオニアの一部がブドウの苗を持込み、その後そのブドウがジンファンデル種だと言う事がわかり、長くロダイのエリアで栽培され、今ではジンファンデルの首都と呼ばれるようになりました。
そのオールド・ヴァインで造られたワインがこのボーンシェーカーです。
ラベルには金鉱を採掘するのに使ったシャベルやトレーが描かれ、当時のパイオニア精神あふれる移民のスピリットが込められています。