オントジェニーは生物学用語で「個体発生」ワインが仕上り熟成していく様を「マルチ・ヴィンヤード・ワイン」に命名。カベルネ・ソーヴィニヨン 主体、残りはメルロとカベルネ・フラン シングル・ヴィンヤード・セレクション後にブレンド。2019VTGはテンチ・ヴィンヤードが主体。仏産新樽熟成、何度もテイスティングを続け、熟成期間、澱引き、瓶詰のタイミングを計る。ピュアな果実味が前面に出たリッチな味わい。魅力的な旨味とこなれたタンニンが心地良い。
テクニカル情報
醸造・熟成:除梗された葡萄は粒毎に非常に厳しく選果を行い、未熟・過熟の粒は全部より分ける。
フランス産新樽にて熟成(Remond, Francois Freres, Darnajou, Taransaud)。
平均で2週に一回のペースでテイスティングを続け、熟成期間、澱引き、瓶詰のタイミングを計る
テイスティング・コメント
2019年は非常に力強く濃厚な果実味を引き題している。
2018年よりカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、テンチ・ヴィンヤードの岩がごろごろしたブロックをメインに使っている。
そこに加わるメルロ、カベルネ・フランが最高のバランスを醸し出している。
クレーム・ド・カシスやラズベリーのニュアンスが濃厚に感じられ、華やかで、魅力的。
口当たりは滑らかでオイリー、口中にピュアな果実味が広がり、フル・ボディでリッチながら品の良いバランスを整えている。
畑情報
ビーヴァン・セラーズが造るポルドー品種のシングル・ヴィンヤードからのマルチ・ヴィンヤード・ブレンド。2019年はTench Vineyard(テンチ・ヴィンヤード、オークヴィル)のカベルネ・ソーヴィニヨンが主体で濃厚な果実味を引き出し、他の畑のカベルネ・フラン、メルロが葉巻やダーク・チョコレートのニュアンスを惹きたてている。
ビーヴァンで造られるシングル・ヴィンヤードから最初にこのワイン用のキュヴェを選ぶ。
ヴィンテージ: 2019年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン
ブレンド品種: メルロ、カベルネ・フラン
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
備考: 在庫僅少 98P Jeb Dunnuck dated March 2022 by Jeb Dunnuck
ワインメーカー: ラッセル・ビーヴァン/ Russell Bevan
醸造: 除梗後、粒毎に選果
熟成: 仏産樽(Remond, Francois Freres, Darnajou, Taransaud)にて熟成
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.9%