仏産樽(フランソワ・フレール)熟成。愛娘イザベルの名前を冠し、オー・ボン・クリマで造られるカリフォルニア・シングル・ヴィンヤードの最高の樽を選抜してブレンドしたフラッグシップ・ワイン。ブルゴーニュ地方コート・ドール産のグラン・クリュを思わせるような、ハニーサックル風味の樽香とリッチで複雑さに富ん仕上がり。赤い果実が印象的な豊潤で滑らかなピノ・ノワール。18VTGからイザベルがブランコに乗った絵柄から、ワインを飲みながらくつろぐ絵柄に変更。イザベルが自らデザイン。
毎年新しいイザベルがリリースされる度にノックアウトされる。なぜなんだろう?
毎年変わるが、オー・ボン・クリマのピノ・ノワールのトップのシングル・ヴィンヤードを選ぶことにより、毎年一貫してトップ・キュヴェを造ることができている。
ドライチェリー、ラズベリーのタルト、スパイシーなオーク、土と森林のニュアンス、ピノの持つ特徴がグラスから浮かび上がってくる。
“イザベル”
オー・ボン・クリマを代表するワインはニックネームが表記されものが多いですが、まさにこのワインがニックネームを有名にしました。
故ジムの長女の名「イザベル」を冠したこのワインは初リリース1994年。2017ヴィンテージまでは幼いイザベルがブランコに乗った絵柄でしたが、2018ヴィンテージよりラベルが変わりました。
2018ヴィンテージからは成人したイザベルがワインを飲みながらくつろぐ絵柄になっています(イザベル自身がデザイン)。
イザベルは随分前から「もう子供じゃないからこの絵を変えて!」とジムに懇願し、願いが叶ったとのこと。
オー・ボン・クリマが造るすべてのピノ・ノワールから選ばれたベスト・バレル(毎年最高に品質が高い樽)をブレンドします。
毎年の比率は非公開ですが、セレクションは郡を越えて約6か所の畑から選ばれます。
サンタ・マリア・ヴァレーのビエン・ナシード、サンタ・リタ・ヒルズのサンフォード&ベネディクト、マウント・カーメル、アロヨ・グランデ・ヴァレーのターリー・リンカン、メンドシーノ・カウンティのアンダーソン・ヴァレー、ソノマのラシアン・リヴァー・ヴァレーなどが含まれています。
広い地域のピノ・ノワールをブレンドするためオー・ボン・クリマ最高峰ワインの位置づけながら、AVAはカリフォルニアです。
手作業で収穫され、厳しい選果を畑とワイナリーで行い、開放のステンレスタンクで発酵・手作業によるパンチダウンを行い、仏産フランソワ・フレールの新樽にて熟成されます。
バレル・セレクション・テイスティングは何日も掛けられ、選ばれた樽は更に1年以上の時間を掛け確認され、最後にブレンドされます。
2021年はビエン・ナシード(サンタ・マリア・ヴァレー)、ランチョ・ラクーナ&ロス・アラモス・ヴィンヤード(ロス・アラモス・ヴァレー/サンタ・バーバラ)、サンフォード&ベネディクト(サンタ・リタ・ヒルズ)、ララ・パンジー(ラシアン・リヴァー・ヴァレー)がセレクトされました。 文字通りカリフォルニアを代表する最高峰のピノ・ノワール、マルチ・ヴィンヤーズ・ワインとなっています。
テイスティング・コメント
様々な要素が各畑からブレンドされる為、味わいの深さ、複雑さが加わり、素晴らしいピノ・ノワールとなります。
ブルゴーニュ地方コート・ドール産のグラン・クリュを思わせるような、ピノ・ノワール独特のハニーサックル風味と樽香が高いハーモニーを奏で、リッチで複雑さに富んだ赤です。
今飲んでも十分に楽しめますが、豊かな酸がしっかりとバックボーンを支えている為、熟成させる楽しみも多いに味わえます。
ヴィンテージ: 2021年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: ミディアム・ボディ
主要品種: ピノ・ノワール100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: カリフォルニア
ワインメーカー: ジム・エーデルマン / Jim Adelman
醸造: 開放のステンレス・タンクで醗酵、手作業によるパンチダウン
熟成: 仏産フランソワ・フレールの新樽にて熟成
キャップ: コルク
アルコール度数: 13.5%
JAN: 850755000240