ロゼッラズ・ヴィンヤードはロアが最初にブドウを植えた土地で、彼らの畑の中で最も北に位置する。
ロゼラズ・ヴィンヤードは、ロアが最初にブドウの苗を植えた土地で、彼らの畑の中で最も北に位置する。1996年に植えられたこの畑は、ゲイリーの妻ロゼラにちなんで名づけられた。リバー・ロードの山の中腹から斜面に向かって登っていくブドウの木の列は、よく霧に覆われている。砂質の土壌は水はけがよく、ブドウの木の根が深く張り、ワインに複雑味を与える。ここではピノ・ノワール、シャルドネ、シラーを栽培している。ロゼラズ・ヴィニヤードのワインは、表現力豊かなアロマと滑らかでしなやかな味わいで知られている。クローン113、667、777、23、ピゾーニ、ポマール土壌アロヨ・セコ砂質。今シーズンもまたハイランズでは珍しい乾燥した冬から始まった。今年の降雨量は190.5ミリで、平年の254~355.6ミリを下回った。芽吹きから色づき、そして収穫まで、それぞれの季節の時期が"平年より2週間ほど早く訪れた。2017年ヴィンテージと同様に、9月初めの週末まで長期の温暖な天候に見舞われ、成熟が加速し、収穫を終わらせなければならない期間を23日間に短縮された。我々にとって収穫量は平年より約30%少なく、非常に軽かった。私たちは最終的なワインに満足しており、特に収穫期が早かったことによる凝縮感とみずみずしさに満足している。
グレープフルーツの皮とリンゴの花の爽やかなアロマが印象的。暖かな地中海の果樹園を連想させる、深みのある果実味と贅沢な飲み心地。絹のように滑らかでみずみずしいテクスチャーはロアの特徴。
100年続く農家の3代目としてジャガイモや豆を栽培していたゲイリー&ロゼラ・フランシオーニ(Gary&RosellaFranscioni)は、サンタ・ルシア・ハイランズのブドウ栽培地域としてのポテンシャルに気づき、1996年シャルドネとピノ・ノワールの栽培を始めました。近隣の旧友ゲイリー・ピゾーニ氏は彼らに自身が栽培するピゾーニ・クローンを株分けし、彼らの高品質なブドウはテスタロッサやコスタ・ブラウンなど高級ワイナリーに買い取られていきました。2001年の初VTGから高い評価を受け、2007年にエド・カーツマン氏が醸造を担当すると増々その知名度は上がり、米国内でも入手が難しいワインとなりました。
ロアワインズは、ワインの評価機関から大変高い評価を受けるワイナリーですが、家族経営を貫き、規模は決して大きくありません。真摯に土地と向き合う両親の姿を見て育った二人の息子は、アダムが畑の管理担当、ニックが醸造担当としてそれぞれワイナリーを支えています。現在ロアでは自社畑以外に、ゲイリー・ピゾーニと共同で所有する畑も含め、5つの畑のブドウでワインを生産、醸造はスコット・シェイプリー(ScottShapely)が担当しています。シェイプリーはシドゥーリでワインメーカーを勤めた経験を持ち、ロアがワイン・スペクテイターの「TOP100」に選ばれた2012年にファミリーに加わりました。家族経営を貫くフランシオーニ家では、畑の管理からブレンドの調合まで全て家族全員で話し合いますが、最終的な決定権はロゼラにあるようです。
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