セントラルコースト サン・ルイ・オビスポにある地区最古の畑 ウルフ・ヴィンヤード。サンタ・クルーズ・マウンテンズにあるマウント・エデンのワイナリーに運び、同じ繊細な管理で醸造。 仏産+米産樽を併用(新樽と数年使いの樽を組み合わせる) 樽醗酵・樽熟成約10カ月、マロラクティック醗酵は半分のみ、半分は秀逸な酸を残す。 樽の風味が心地良く、トロピカル・フルーツの贅沢な果実味に柑橘類を思わせる酸がのって、バランスがよく、凝縮感があり、余韻にフレッシュさを感じさせるミディアム・ボディのワイン。
テクニカル情報
畑:ウルフ・ヴィンヤード(2014年から2017年ヴィンテージまではウォルフ・ヴィンヤードを主体にパラゴン・ヴィンヤード、ストラー・ヴィンヤード、ビドル・ヴィンヤード等をブレンドしたが、2018、2019、2020年は単一畑になった。)
醸造・醗酵:10月1日から21日にかけて収穫した葡萄はワイナリーのあるサンタ・クルーズ・マウンテンに運び、醸造方法はエステート・シャルドネとほぼ同じ手法をとる。
葡萄は傷みを避ける為に、破砕はせず、優しくプレスすることで、健全な果汁を得ることができる。
すべて樽醗酵(仏産と米産)、2年から5年使いの樽を併用し、マロラクティック発酵を完全に終わらせ、シュール・リー状態で10ケ月熟成後、ボトリング。
テイスティング・コメント
クチナシの花、オレンジのアロマ。
樽のよく効いたフル・ボディながらエレガントであり、しっかりした酸が、エドナ・ヴァレーの印として燦然と輝く。
バランスがよく、凝縮感があり、余韻にフレッシュさを感じさせ、常にカリフォルニアのベスト・バリューとして名前の挙がるワインである。
畑情報
ウルフ・ヴィンヤード
エドナ・ヴァレーはカリフォルニア・セントラル・コーストのサン・ルイ・オビスポ郡にあり、冷たい太平洋からの霧や風の影響を強く受ける、世界でも有数の葡萄の生育期間の長い生産地と言える。
同じ年の他の地域の葡萄がリッチでよく熟した状態であっても、太平洋からの影響で切れ味のよい酸を保つことができる。
平均して発芽は2月で収穫は例年10月。
ゆっくりとシャルドネは熟し、バランスのとれた果実ができる。
このワインに使われるのはジャン・ピエール・ウルフが耕す22ヘクタールのウルフ・ヴィンヤード
同畑はエドナ・ヴァレーの牧歌的なのどかな雰囲気の場所にある。
1976年エドナ・ヴァレーのワインのパイオニア アンディ・マッグレガーが植樹し、1999年にマッグレガーからジャン・ピエール・ウルフが畑を購入。
2008年より環境保全型農法の認証を受けている。
同畑はエドナ・ヴァレー最古で、非常に収量の少ない素晴らしい葡萄を得ることが出来る。
1985年からマウント・エデン・ヴィンヤーズはこの畑のシャルドネを作りつづけている。
ヴィンテージ: 2020年
容量: 750ml
タイプ: 白ワイン
味わい: ミディアム・ボディ
主要品種: シャルドネ100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: サン・ルイス・オビスポ・コースト/ San Luis Obispo Coast
ネステッドAVA、他: エドナ・ヴァレー/ Edna Valley
畑: ウルフ・ヴィンヤード/ Wolf Vineyard
ワインメーカー: ジェフリー・パターソン/ Jeffrey Patterson
醸造: 数年使いの仏産樽&米産樽にて醗酵・熟成
キャップ: コルク
アルコール度数: 13.5%
JAN: 791066019982