ボルドーに例えると右岸、ポムロールやサンテミリオン。シャトー・ペトリュスの豪奢さを持ち、まるでメルロがブレンドされているような柔らかさを持つ。
ワイン名はロンドンの歴史的名所の並木道の名で、畑の地主が長く居住した郷愁のある名前。ラザフォード東の丘陵地でヘネシー湖の北に位置し土壌は石ころの多い粘土質で構成されている。1999年の初ヴィンテージより一貫して特徴づけられる味わいは豪華な赤い果実、スパイスとスミレの香りに彩られ、まるでメルロがブレンドされているような優美でなめらかな舌触りを持つ。
“メルバリー/ Melbury “
メルバリーという名はロンドンの歴史的名所の並木道の名で、畑の地主が長く居住した郷愁のある名前。
1999年初ヴィンテージ。
ボンドの5つの畑の中でプルリバスと同じく小さい。南面にヘネシー湖があり、朝日が美しく反射する冷たい湖であることから午後の気温上昇が抑えられる。
収穫用の小道を10か所作り、畑での選別をしっかりと行うことから収穫量は(1.7トン/エーカー約27ヘクトリットル/ヘクタール)と非常に少なく、ブレンドの際にもキュヴェの選別を厳しく行う。
ヴィンテージ情報
2018年は他の畑よりかなり遅く4月の最終週に芽吹きが始まった。この斜面の畑の表土には粘土質があり、春の遅い雨を長い間保水することが出来、夏の生育期間の助けとなった。例年通り葡萄の粒は小さく凝縮し、収穫は10月中旬まで待ち、一週間で終了した。
テイスティング・コメント
メルバリーの特徴であるヴェルヴェットの様にしなやかな口当たりと何層も重なる複雑な要素は顕著で、味わいは球状で丸みを帯び、エネルギーを内包し、力強さとヴォリューム感溢れるタンニンは粘土質が多い土壌の個性を思い起こさせる。長い余韻は壮大でじわじわと喜びに満ちた感動が溢れ出してくる。ボルドーに例えると右岸、ポムロールやサンテミリオン。
シャトー・ペトリュスの豪奢さを持ち、まるでメルロがブレンドされているような柔らかさを持つ。
96P Wine Advocate dated April 2023 by Joe Czerwinski
畑情報
メルバリーの畑は2.8ha、標高106~159m、東向きと南東向きの斜面。堅い粘土質岩盤の上に、古い時代の堆積土壌が積もり、石ころが混じる。ラザフォードの東の丘陵地でヘネシー湖の北側に位置する。
ヴィンテージ: 2018年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
備考: 96P Wine Advocate dated April 2023 by Joe Czerwinski
ワインメーカー: コーリー・エンプティング/ Cory Empting
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.5%
JAN: 無し