ト・カロン・ヴィンヤードの3つの区画をブレンド。ジョージ・ヨントの妻「エリザ」から1881年にハワード・クラブが購入したト・カロンの中央部に位置するウォルナット・ストリート沿いの区画を含む。現在この区画にはト・カロンの中でも希少でナパ・ヴァレー最高と言われるカベルネ・フランが植わっている。発酵・マセラシオンを約30日間行い、仏産樽(新樽100%)で熟成約2年 カベルネ・フランの特徴である華やかな花の香り、黒系ベリー+アジアン・スパイスの要素が幾重にも重なり、がっちりとしたタンニンの力強さが全体を引き締め、カベルネ・ソーヴィニヨンが深みを加味。
ヴィンテージ情報
2019年はワインメーカーにとって理想的な年でした。
全体を通しては涼しい年と言え、温暖な春から穏やかな夏に進み、涼しめの秋は生育期を長く取れ、ブロック毎の成熟度を判断しながら、収穫のタイミングを決めることができた。
特に果実のフレッシュさと味わいの複雑さは特筆すべき出来栄え。
今すぐ飲んでも十分楽しめるが、セラーでの長い年月を待つことで素晴らしい熟成が期待できる。
テイスティング・コメント~アンディ・エリクソン
華やかな花の香り、黒系ベリー+アジアン・スパイスの要素が幾重にも重なり、がっちりとしたタンニンの力強さが全体を引き締める。
そこにブレンドするカベルネ・ソーヴィニヨンには深みと柔らかさを加味させる為に、複数の区画から特別にセレクト。
畑情報
George Yount had two wives, both called Eliza. First one and then another. Next door, H.W. Crabb, his friend and rival, made wines from George’s vines.
とラベルに書かれています。
「ジョージ・ヨントは(19世紀初頭ヨントヴィルの街を興し、 ナパ・ヴァレーに最初の葡萄畑を開墾した)、二人の妻を持ち、一人目も二人目も「エリザ」という名前でした。隣に畑を持つハミルトン・クラブ(ト・カロン創始者)は、ジョージ・ヨントの盟友であり、ワイン造りのライバルでもありました。ハミルトン・クラブはジョージ・ヨントの畑からも葡萄を買い、ワインを造っていました。」
この畑はオークヴィルのメイン通り29号線から西に入る「ウォルナット・ドライブ」沿いにあり、当時静かなたたずまいを見せていました。
(現在、この道の北はベクストファーが持つ区画となっています)
ジョージ・ヨントの死後、妻のエリザ・ヨントがこの畑を引き継ぎ、その後1881年にハミルトン・クラブはエリザからこの畑をUS$12,000 (約130万円)で買い取りました。
当時は相当な金額でしたが、これは今ではト・カロン・ヴィンヤードの中心にある非常に貴重な区画で今考えるとお金に換算できないほどの非常に価値のある買い物だったと言えます。
現在この区画にはト・カロンの中では数少ない「ナパ・ヴァレー最高峰のカベルネ・フラン」が植えられています。
ト・カロン・ヴィンヤード・カンパニーは、ヨントの二人の妻「エリザ」に敬意を表して、このワインを「エリザのキュヴェ」と名づけました。
2019年は5区画を使う。樹齢約20年
ヴィンテージ: 2019年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン63%
ブレンド品種: カベルネ・フラン37%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他: オークヴィル/ Oakville
畑: ト・カロン・ヴィンヤード/ To Kalon Vineyard(自社畑)
備考: 限定数入荷 James Suckling 98P, September 21, 2022
ワインメーカー: アンディ・エリクソン/ Andy Erickson
醸造: 厳格な選果、発酵・マセラシオン:約30日間
熟成: 仏産樽にて20か月熟成(新樽比率100%)
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.8%
JAN: 86003276048