色が濃く、野生的で、どこか旨味を感じるワインです。
この世には、着実な努力と勉強を重ねて自分の成功を勝ち取るタイプの人間と、生まれながらにして何らかの才能が与えられている 2 種類のタイプの人間がいます。
マット・ディースにとって醸造家という職業は、まさに天職なのです。
マットは University of Vermont で地質学を学び、ナパ・ヴァレーのスタグリンや、ニュージーランドのクラギー・レンジで経験を積みました。
マットは、土壌からブドウが実り、そのブドウで造られたワインがグラスに注がれるまでの全ての過程を本能的に理解している数少ないワインメーカーです。
好奇心とチャレンジ精神旺盛のマットが最も大切にすることは、畑と栽培に力を入れることです。
高品質のワインを造るということは、土壌の状態や天候を考慮しながら、健全なブドウを育てることから始まります。
ザ・ペアリングの哲学は、「領域のないワイン・メーキング」です。
ザ・ペアリングでは、様々な畑から収穫したブドウを用いて、そのブドウに適したスタイルをみいだし、ワインを絶妙にブレンドします。
ザ・ペアリングは、姉妹ワイナリーである「Jonata」と「The Hilt」に共通するセカンドワインで、マット・ディースが醸造家を務めます。
「ペアリング(Paring)」はペティナイフ又は果物ナイフの名称である「ペアリングナイフ」に由来します。
果物ナイフは料理好きのキッチンには必ず 1 本は備えられている包丁であり、食材全般に対応出来る柔軟性を持っています。
ザ・ペアリングのワインも、それぞれが様々なお料理と合わせやすい適応性のあるスタイルで造られています。
ワインのスタイルは極めてピュアです。
主張しすぎず、それでいて存在感と旨味を感じる名脇役のようなワインです。
ラベルに記載されているアペレーションはほとんどがカリフォルニアですが、実はサンタ・バーバラ AVA を名乗れるクオリティのブドウがほとんどです。
むしろ、ザ・ペアリングはそんな次元で楽しむワインではなく、家族や友人たちとの団らんのひと時を盛り上げるための「失敗しない美味しいワイン」であり、様々なシチュエーションに「ペアリング」しやすい、とっても頼りになる “go-to” カジュアル・ワインブランドです。