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Peter Michael Winery

Peter Michael Winery 'Ma Danseus' Estate Pinot Noir Fort Ross - Seaview Sonoma County 2017

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マ・ダンスーズは赤いルビー色と明るい栗色の色合いが目を引きます。バラ、ラズベリー、チェリー、いちご、森の地面、スミレ等のデリケートなブーケが感じられます。2013 年のマ・ダンズーズはアロマティック且つデリケートで、滑らかなワインです。赤果実の素晴らしい凝縮感が口に広がり、バラのつぼみ、かすかなアジアン・スパイス、ヘーゼルナッツ、ミネラル、キジの羽毛のニュアンスが感じられ、絹のような口当たりが長いフィニッシュに続きます。20 年熟成が可能なワインです。2013 年ヴィンテージは2012 年のように、暖かく乾燥した春に始まりました。理想的な気候の下で開花が始まりましたが結実は少なめでした。キャノピー・マネージメントをゆっくりと丁寧に行い、滴房をしなら収量を区画ごと、枝ごとにコントロールしました。色づきの時期から収穫までは安定していて、長いインディアン・サマーの影響で、とても素晴らしいヴィンテージとなりました。昼夜の寒暖の差が、生育期を延長し、ブドウは全体的にムラなく成熟しました。2012 年は生育期を通して乾燥した気候で、熱波の影響が少なかったため、凝縮感を感じる濃厚なピノ・ノワールが収穫されました。 詳細データ 畑ソノマ・コーストAVA、シーヴュー・ヴィンヤード、向きは東から北東 植樹2006 年? 2007 年 ブドウ100%ピノ・ノワール 標高305 ? 460m 土壌岩の多い堆積土壌、分解された火山性土壌、泥質土壌の混在 収穫2013 年9 月3 日? 2013 年9 月10 日 熟成厳選された樽メーカーのフレンチオーク樽で16 ヶ月(50% 新樽) 瓶詰め2015 年2 月12 日、無清澄・無濾過 アルコール度14.4%現在、ピーター・マイケル・ワイナリーのワインが、カリフォルニア・ワインのサクセスストーリーとして世に知れ渡っていることは言うまでもありません。1987 年のモン・プレジール・シャルドネのリリース当初から問い合わせが絶えず、20 年近く経つ現在でも数量限定販売を行っています。これは、設立当初に定められた企業理念が現在でも変わることなく活動の柱として息づいているからです。1983 年、ブドウ畑と家族の保養の地を求めて7 年間のリサーチの末、設立者のピーター・マイケル卿はカリフォルニア・ソノマのナイツ・ヴァレーに位置するセント・ヘレナ山の西向きの麓にある火山性土壌の630 エーカー(252ha)の土地を購入しました。これはピーター・マイケル卿がまだ若かった頃、当時フランスに在住していた父親に連れられ、ヨーロッパ各国のシャトーや生産者を見学に行って以来心に抱いていた、将来自分でワイナリーを経営する夢が現実になった瞬間でした。起業家精神に溢れた「クォンテル*」の創業者として何度も北カリフォルニアに訪れていた彼は、この土地に一目惚れしたのでした。ワイナリーのモットーは至ってシンプルで、フランスワインの様に、最高のブドウと厳選された樽、そして昔ながらの醸造テクニックを用いてワインを造るということでした。これは、カリフォルニアワインをフランスワインに模して造るのではなく、現在でも見られる一般消費者のフランスに対するワイン贔屓を覆す意味が込められていました。将来的に、世界に匹敵する品質のワインがカリフォルニアで多数生産されることを期待すると同時に、その中のいくつかはピーター・マイケル・ワイナリーで造られたワインであることをゴールとしました。その後、数年をかけて、敷地の標高が低く暖かい場所にボルドー品種の畑を広げ、標高の高い涼しい土地にシャルドネの畑を開墾しました。敷地のユニークなコンディションの利点を生かし、それぞれのブロックはパズルのように複雑に入り組んだ土壌によってデザインされ開墾されました。土壌・マイクロクライメット・地形・日照の条件を基に、全てのセクションの品種・台木・畝の向き・密植度・排水を決定します。畑に加えて、マイケル家は長期に渡る敷地の自然保護を提唱し、土着の植物を植樹して自然の生息環境を復元しています。ピーター・マイケル・ワイナリーのワインメーカーとしてこのワイン業界に輝かしい名声を残した人物にはヘレン・ターリー、マーク・オベール、ヴェネッサ・ウォング、リュック・モルレ、そして現在のワイン・メーカーであるニコラ・モルレがいます。ワイナリーはこれらの時代を通じて、ピーター卿の信条である「マウンテン・ヴィンヤード、伝統的な醸造方法、少量生産」を継承しています。また、ピーター卿の「100 by 100 plan」-少なくとも100 年間続く100% 家族経営、を踏まえて、ワイナリーでは世代のバトンが渡されつつあり、現在では、息子のポール・

マイケルと妻エミリーがワイナリーの戦略的な方向性を示す責務を徐々に増やしています。そして、1998 年、マイケル家はトゥルー・ソノマ・コースト(現在のFort Ross-Seaview AVA)に400 エーカーの土地を購入しました。土地は沿岸と山間の二つの特徴を併せ持つ驚きの土地です。生育期を通してかなり冷涼な気候ですが、霧に覆われる事のない標高の高い部分はブドウが完熟するのに十分な日照量を得る事が出来ます。この土地に2006 年と2007 年にピノ・ノワールを植えました。2009 年にナパ・ヴァレーを見下ろすオークヴィル・アペレーション東側の山間に41 エーカーの土地を購入し、そのうち26 エーカーにボルドー品種が植えられています。この畑は「オー・パラディ」と名付けられ、このワインの2012 年ヴィンテージが、デビューわずか2 年目にしてWineSpectator 誌のTOP#100 の#1 ワインに輝きました。ピーター・マイケル・ワイナリーのワインはロバート・パーカーを始めとする著名なワイン評論家に認められています。パーカー氏に至っては、「もしも自分がボルドーかブルゴーニュに住むフランス人醸造家だった場合、ピーター・マイケルの様なトップのカリフォルニア生産者の存在は気にしないでは居られない」と言っています。