1973年に植えられたオールド・ヴァインのシャルドネ。
1973年に植えられたランチョ・ヴィネードの自根のシャルドネ。クローンはウェンテおよびNo.72。75%は北側のブロック、25%を南側のブロックのブドウを使用。
発酵は75%ステンレスタンク、。20%フレンチオーク樽(新樽)、5%ニュートラル樽。
レモンコンフィ、アプリコット、ミントや白い花などアロマがグラスから溢れ出る。リッチでコクがあり官能的な面と、みずみずしい新鮮さを兼ね備える。
ジェームス・オンティヴェロス(JamesOntiveros)の単一畑のピノ・ノワールで造られたネイティブ9は、彼の夢の結晶です。カリフォルニア開拓時代、現在のサンタ・マリア・ヴァレーにメキシコから来た先祖が得た広大な土地のほんの一画を両親と共に再び手に入れ、1997年に自らの手で8エーカーの畑にピノ・ノワールの苗木を植えました。“ネイティブ9”という名は、カリフォルニアに渡ってきた先祖から、自身が9代目にあたることから名づけました。周囲はビエン・ナシードなど、名高いヴィンヤードに囲まれています。ローム砂質で、海からの冷涼な風が吹き込むサンタ・マリア・ヴァレーのテロワールをこよなく愛し、有機栽培にこだわり、サステイナブル農法により丁寧に育てるピノ・ノワールは、その特徴をワインの中で存分に表しています。ごく少量生産でありながら、そのクオリティは業界内でも認められ、現在ネイティブ9はIPOB(InPursuitOfBalance(イン・パースート・オブ・バランス))という新しいカリフォルニアワイン潮流を作る団体に所属しています。IPOBは、ピノ・ノワールとシャルドネに特化し、それぞれの品種が本来持つ特徴を重視し、その土地のテロワールを表現する、すなわち“バランスの追求”をワインに求めるグループです。2001年に設立され、カリフォルニアの著名な醸造家が名を連ねるこの団体に、ネイティブ9もそのクオリティが認められ、早くから選出されています。