太平洋からの冷涼な風が生み出すメルヴィルの旗艦ピノ・ノワール。自社畑で栽培する16種のクローンをブレンド、40%は除梗なし、古いオーク樽でゆっくりと熟成。
サンタ・リタ・ヒルズの自社畑のブドウ100%、16種のクローンのピノ・ノワールを使用。
ラズベリーやブラックチェリー、ブラッドオレンジなど、生き生きとした果実のアロマ、微かな潮のニュアンスと背景にドライセージ、バジル、シナモンやオレンジの皮が感じられる。柔らかく、且つ鮮やか酸と、シルキーだがしっかりと主張するタンニンがアーシーなニュアンスを醸し出し、複雑なアロマを綺麗に纏めている。
メルヴィルの創設者、ロン・メルヴィルは父の影響から幼いころより土に親しみ、1987年からソノマのナイツ・ヴァレーでブドウ農園を始めました。シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどを栽培し、その品質の高さから周囲の著名なワイナリーがこぞって買い付けていました。メルヴィル一家は1997年にソノマからサンタ・バーバラへ移ることを決意しました。長年思い描いていた冷涼な土地でのピノ・ノワールやシャルドネ造りをサンタ・リタ・ヒルズで始めることにしたからです。海から10マイル(16キロ)ほどしか離れていないこの地域は、朝夕に霧が立ち込め午後は海からの冷たい風が吹きこみます。この涼しい気候はシャルドネやピノ・ノワール、シラーなどの栽培に最適であるだけでなく、生育期が長く、凝縮した味わいを生みます。土壌は石灰質の岩が含まれる砂質で、酸がしっかりとした果実を作ります。この土地の素晴らしさを確信したロンは、サンタ・リタ・ヒルズのAVA認証(2001年)にも大きく貢献しました。現在メルヴィルの120エーカーの自社畑では、16種のピノ・ノワールのクローン、シラーを9種、シャルドネを6種栽培しています。メルヴィルでは、それぞれのクローンの持つ特徴や性質を重要視し、畑でも場所を分けて栽培しています。また醸造の際にはクローン毎に発酵を別々の樽で行い、その個性を最大限引きだす努力を惜しみません。ロンの息子、チャッドは1997年から父や兄弟と共にブドウ栽培に携わってきました。家族と共に、自分たちの土地で自らの手でブドウを育てワインを造る、この工程を全て自社で行うことに大きな誇りを持っています。2015年に醸造家としてのポジションにつき、ブドウ栽培やワイン造りに対する情熱をますますワインに注いでいます。
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