礫土層土壌。
0.75ha。
手摘み。
ステンレスタンク発酵21日間、ステンレスタンク熟成18ヵ月間。
シャトー・デ・ゼランは、ゴネ・メドゥヴィル(Gonet-Médeville)夫妻がオーナーの小規模シャトーです。
シャトー・マルゴー、シャトー・ラスコンブ、シャトー・パルメという素晴らしい畑に囲まれ、3mの道を越えるとシャトー・マルゴーという、まさにシャトー・マルゴーの真隣りに位置する好立地の畑を所有しています。
ゴネ・メドゥヴィル夫妻は、シャンパーニュとボルドーにある名門家系の出身。
夫のグザヴィエ(Xavier)氏は、メニル・シュール・オジェのシャンパーニュの名門「フィリップ・ゴネ(PhilippeGonet)」の三男、妻のジュリー(Julie)女史は、ソーテルヌの名門「シャトー・ジレット(ChateauGilette)」の三女です。
二人はボルドー大学の学生時代に出会い、1997年に結婚。
そして2004年、夫婦ふたりでボルドーにてワイン造りをスタートしました。
この若き二人に運命が訪れたのが2009年。
3代続いてシャトー・マルゴーの醸造責任者を務めたエリック・グランジュール氏からぶどう樹を購入。
2013年には土地も購入し、シャトーのオーナーとなりました。
シャトー・マルゴーを知り尽くしたエリック氏は、若き二人のワインに対する情熱と可能性を信じ、この素晴らしい畑を託しました。
畑は、地下22mまで花崗岩層が続く、典型的なマルゴーの地質を持っています。
テロワールを重視する二人は2009年にぶどう樹を植え替え、農薬を使用しないリュット・レゾネ農法で栽培を開始しました。
オーガニックの認証こそ取得していませんが、オーガニック農法を行い、将来的にはビオディナミ農法に移行していく予定です。
テロワールを表現し、十分な果実味としなやかなワインを目指す二人は、区画ごとにぶどうを分け、ブルゴーニュ的なワイン造りを行っています。
近代設備を備えた醸造所が完成し、さらにクオリティーの高いワインが産み出され、より一層磨きをかけたワインを造り出す注目のシャトーです。