フルーツとスパイスのアロマがコンビネーションとなり香ります。
カベルネ・ソーヴィニョンとシラーの良さが全面的に出てきます。
ヴィオニエ由来のエキゾチックな一面もあり、ホナータで栽培されている11 の品種がブレンドされています。
骨格と存在感があり、ソフトなニュアンスでとても複雑です。
ゴージャスな印象があり、トドスらしさが出ているヴィンテージです。
2014 年は全てが前倒しになった生育期で、「嫌な予感」を感じたヴィンテージでした。
何か起こってからでは遅いので、起こりうるリスクを軽減する目的で、ほぼほとんどの区画で収穫量を制御しました。
ホナータでは通常、1 本の枝につき2 つの房を実らせますが、気候の変動によるブドウへの影響を最小限に抑える為に、1 本の枝につき房を1 つにしました。
畑の重要性がそっくりそのままワインに反映されているヴィンテージで、少し軽めの仕上がりになりました。
カリフォルニア ・ カルト ・ ワインの代表格とも言われるスクリーミング ・ イーグルのオーナーがサンタ・バーバラに興味を示したのが 2000 年。
アスパラガスを栽培した方がいいと言われた土地にボルドー系品種を植えました。
本人曰く「これは大きなばくち」と言ったこの賭けが、ミッシェル ・ ローランやスタグリンの醸造家であったマット ・ ディーズの力により、カリフォルニアを代表するスーパープレミアムワインを生むことになりました。
ロバート ・ パーカーは「彼らがあの土地でボルドー品種で成功した事は、度肝を抜かれるくらいの驚きです。
」と評しています。
ホナータは 600 エーカーのゴージャスで金色に光る丘です。
そのうちの 80 エーカーはユニークなマイクロクライメイトや土壌により慎重に選ばれた土地です。
その土地は 50 以上のブロックとサブ ・ ブロックに分割され、それぞれが異なる台木、クローン、植密度の組合せになっています。
その結果、ワインメーカーのマットがホナータの為に必要とする多様な味わいが生まれます。
ヴァーモント大学で植物 ・ 土壌学を専攻したマットは、大学卒業後ナパ ・ ヴァレーに移りスタグリン ・ ファミリー ・ ヴィンヤードでアンディ ・ エリクソンと共に働き、ボルドー品種について学びました。
スタグリンで働いていた 3 年の間、ニュージーランドのクラギー ・ レンジでダグ ・ ワイザーの下、3 つのヴィンテージのワイン造りにも携わり、シラーとピノ ・ ノワール造りも彼の経歴に加えられました。
マットは南北両半球でのカベルネ ・ ソーヴィニョン、シラー、ピノ ・ ノワール造りを通して、ヴィンヤードのフレーヴァーを表現する事の重要さを学びました。
ディーズは世界の最も偉大なワインは畑で造られると強く信じています。
彼の幅広くバランスの取れた経歴と、この畑の高品質なブドウに対する情熱と共に、2004 年にホナータに加わりました。
ワイナリーのオーナーは、あの言わずと知れたカリフォルニアのカルトワイン「Screaming Eagle」のオーナーである Stan Kroenke(スタン・クロエンケ)です。
彼はアメリカのバスケットボール・リーグ NBA のデンバー・ナゲッツ、そしてアメリカン・フットボール NFL のセントルイス・ラムズのオーナーで、サッカー・プレミアリーグのアーセナルの筆頭株主でもあります。