濃いガーネット。モレロチェリー、ボイセンベリーのジャム、ブラックカラントの飴、煙草の葉、セージ、下層植生、鉛筆の削りカスを思わせるアロマがあります。筋肉を感じるような引き締まった口当たりで、フルボディ且つエネルギッシュです。しっかりと熟した果実が香り、タンニンが存在感を主張します。余韻は長く、生き生きとしていて複雑です。2018 年ヴィンテージの素晴らしい所が全てが凝縮された1 本です。ワインは厳選した最上級のフレンチオーク・バリックで最低40 ヶ月間熟成します。樽の側板は木目の細かさを重視して選び、3 年間自然乾燥させた物のみを使用しています。2018 年は存在感がある完成度が高いヴィンテージです。とても複雑でシリアスなヴィンテージでもあります。ジェイソンにとっては完璧なヴィンテージです。レイスはハンドレッド・エーカーが所有する自社畑のアーク、モーガンズ・ウェイ(旧ケイリー・モーガン)、フュー&ファー・ビトウィーンが三位
一体となって完成した、ウルトラ・プレミアム・ワインです。それぞれの畑の最上級の区画に実ったブドウを使い、いいとこ取りをして仕上げた「完璧」なワインです。単一畑それぞれの個性と美しさが一つに調和し、とてもユニークで複雑なワインに仕上がりました。ハンドレッド・エーカーは、投資銀行時代に若くして巨万の富を築いたジェイソン・ウッドブリッジ(Jayson Woodbridge)が1998 年(当時36 歳)に創業したナパ・ヴァレーのブティック・ワイナリーです。ジェイソンは「0 か100 か」のポリシーを定め、「最高品質でなければやる意味がない」と強く信じ、一切の妥協を許さない「完璧」なカベルネ・ソーヴィニョンを生産しています。ハンドレッド・エーカーは、「完璧」を目指して努力をして造られるワインではなく、「完璧」が大前提の、こだわり抜いて醸造されるウ
ルトラ・プレミアム・ワインです。それぞれの畑に実るブドウは、熟成の進行に合わせて何度にも分けて手作業で収穫を行います。収穫後のブドウは粒単位で人の手によって徹底的に選果され、収穫のタイミング、区画、畑に分けて、それぞれ別々に発酵、プレス、熟成させます。ハンドレッド・エーカーで使われるフレンチオークは、特定の森に育つ木目の細かい木材のみが使われ、最低3 年間自然乾燥させた後にトーストされるハイスペックの樽のみが使われます。全てのワインは最低30 ヶ月の熟成を経て、ジェイソンが完成とみなした物のみが瓶詰め・リリースされます。もちろん、「完璧」でないワインはそもそもリリースされません。