自社畑ホームランチのワイナリーのすぐ南横の区画。仏産シルヴァン、タランソー、ダルナジューの樽で23ヶ月(新樽80%)抽出を細心に行いカベルネ・フランの特徴をうまく引き出す。冷涼地のカベルネ・フランらしい「こなれたタンニン、ミネラル感、スパイシーで引き締まった」味わい。黒鉛のような土壌や鉄分を感じ、黒胡椒、タラゴン、セージ、ナツメグのようなスパイスも立ち上がる。ミディアムからフルボディ。
ワイン名の由来
オーナー/リー・ハドソン談:オールド・マスターの区画は、約1ヘクタールの小さな区画で、カベルネ・フランとメルロが植えられています。オールド・マスターとは、画家、彫刻家、建築家、金細工師、陶芸家など、ルネッサンス時代から現在まで職人として尊敬を集めていた人たちのことで、私たちも40年間、栽培管理、ワイン造りの技術を駆使するオールド・マスターありたいと願いこの区画を命名しました。
テクニカル情報
醸造・熟成:区画毎に運び込まれる葡萄は、厳格に選別され除梗、別々に全て天然酵母で醗酵させる。特に抽出時には過度な抽出にならないよう、細心の注意を払う。仏産シルヴィアン、タランソー、ダナジューの樽で23ヶ月(新樽55%)ゆっくり熟成させる。澱引きは様子を見ながら数回行い、ブレンドし、更に追加熟成させる。その後、フィルターがけ無し、人工的な清澄剤なしで瓶詰。
テイスティング・コメント
冷涼地のカベルネ・フランらしい「こなれたタンニン、ミネラル感、スパイシーで引き締まった」味わい
紫がかったガーネットの色合い、赤系ベリー、ダークチェリー、カシスなどの香りと、黒鉛のような土壌や鉄分を感じさせるニュアンスがある。黒胡椒、タラゴン、セージ、ナツメグのようなスパイスも立ち上がる。ミディアムからフルボディ、こなれたタンニン、非の打ちどころのないバランス。
畑情報
フェニックス区画マップ
畑:ハドソン・ヴィンヤーズ(自社畑100%)は、大きく二つに分かれている。
ホーム・ランチ(121号線沿いに広がるワイナリーを含む畑)
ヘンリー・ロード・ランチ(複雑にうねる丘を北側に越えたところに広がる畑)
Old Masterはホーム・ランチ側、ワイナリーの南にあり、一番近い区画の葡萄を、涼しい夜に成熟度を見ながら、数日に分けて収穫。手作業で選果を行う。
ヴィンテージ: 2019年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・フラン78%
ブレンド品種: メルロ18%、カベルネ・ソーヴィニヨン4%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他: カーネロス/ Carneros
畑: ハドソン・ヴィンヤーズ/ Hudson Vineyards
ワインメーカー: クレイトン・カーチョフ/ Clayton Kirchhoff
醸造: 天然酵母発酵
熟成: 仏産樽にて23か月醗酵(シルヴァン、タランソ―、ダルナジュー、使用、新樽比率80%)
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.9%