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Freeman Vineyard & Winery

Freeman Pinot Noir Sonoma Coast 2019

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フリーマンが2019年に生産したワイン全6種類のうち、ソノマ・コーストのボトリングは最も空気に触れることで良くなるワインです。抜栓直後

はオレゴンやブルゴーニュのワインに感じられるような、土壌や還元のアロマがほんのり香ります。デカンタージュ数時間後は、ソノマ・コースト

特有の鮮明なベリーのアロマやセイボリーな一面が出てきます。口に含むと噛めるような酸、熟した果実、柔らかなタンニンがあります。余韻は長く、2030年までの熟成が期待できます。2019年の冬は雨が多く、寒い日が長く続きました。ソノマ・コーストにおける発芽は遅れて始まり、5月の開花の時期の気候が安定しなかった影響で結実不良が発生しました。収穫量は豊作だった2018年に比べて大幅に減少しました。6月から収穫時期までの気候は安定していて、2002年と2003年に続けて見られたようなクオリティの高いブドウが2018年と2019年にも連続して収穫することができました。共に偉大なるヴィンテージとなるでしょう。2019年のソノマ・コーストのピノ・ノワールは、このAVAらしさが最も感じられる2つの畑のブレンドです。フリーマンの自社畑のユーキ・エステート・ヴィンヤードがブレンドの9割を締めます。5.26haのユーキ・エステート・ヴィンヤードはソノマ・コーストの中で最も急勾配な畑の一つです。熟成をすると、太平洋に近い冷涼な畑のピノ・ノワールのポテンシャルが最大限に感じられます。ユーキ・エステート・ヴィンヤードのクローンは2A、23、114、667、828、カレラ、マウント・イーデンで、これら全てがこのソノマ・コーストのブレンドに使われます。フリーマンでは2005年から現在までスイス・クロン2A(別名ウェイデンスヴィル)のブドウをセクストン・ロードのジム・プラット氏所有の畑からソーシングしています。プラット・ヴィンヤードはフリーマンのワイナリーから少し南西に行ったところにある畑で、過去16年間のソノマ・コーストとアキコズ・キュヴェのボトリングにおける重要な一部です。クローン2Aはワインにスパイシーさや旧世界のニュアンスをワインに与え、パワフル且つエレガントなブドウです。フリーマン・ヴィンヤード&ワイナリーはケン・フリーマンと六本木出身で奥様のアキコによって2001年に設立されました。その15年前、まだ二人が出会って間もない頃、共にエレガントで洗練されたシャルドネとピノ・ノワール好きとして意気投合し、いつかはカリフォルニアでブルゴーニュのような複雑味と、飲み手を惹き込む力を持ったワインを自分達の手で造ることを夢見ていました。世界に匹敵するワイナリー設立を実現するために、冷涼でなだらかな斜面に植えられているブドウ畑を中心に、300を超える畑や栽培農家の視察を始めます。その結果、選んだのは霧に覆われ海岸から内陸に吹き込む冷たい海風に影響されるソノマ・ヴァレーの生産地でした。そこで育つブドウはゆっくりと成熟し、フレッシュな酸が保たれ、とてもピュアでフレーヴァー豊かに育ちます。フリーマンが設立された2000年代は、カリフォルニアでは果実味たっぷりのワインが生産され消費されていたブームの真っ只中ですが、彼らはそんなトレンドに影響されることなく、有機農業を基本としながら、バランスが取れた上品なワインを醸造するという自分達の信念を貫いています。結果、フリーマンのワイン・スタイルはカリフォルニアはもとより、世界からも注目を浴びるようになり、各国の著名なレストランのワインリストに採用されて、小さいながらも著名なブランドに成長しました。2015年4月、安倍晋三首相を招いて行われたバラク・オバマ元大統領のホワイトハウス公式晩餐会に、2013年ヴィンテージの涼風シャルドネが供され、一躍脚光を浴びました。2019年現在、アキコさんはカリフォルニアでワイナリーと畑を所有する唯一の日本人オーナー女性醸造家として、つつましく切れ味のある高品質ワインを造り続けています。