自社畑内の3ha の区画。植樹された日が「ブルームス・デイ6月16日(2007年)」であったことから命名した畑。薄い表土は粘土質で鉄分を多く含み、その下はシェール(頁岩)。水はけが良く、傑出したミネラル感をもたらす。霧と海からの冷たい風の影響を受け非常に涼しく、このストレスから、自社畑の中でも一番小さな房となる。色合い、アロマ、果実味とも凝縮感に富み、テンション・張りのあるミネラル感と酸も共存。100%全房醗酵、約10ヵ月熟成(新樽30%)
ヴィンテージ情報
年間を通して寒冷なヴィンテージで、よりハーブや明確な塩系の旨味が生まれているが、果実は非常にフレッシュで生き生きとしており、十分な凝縮感とテンションを内包している。
味わいの厚みもしっかりとありテロワールの個性が顕著に表れているので、今飲んでも十分に楽しめ、10~15年は楽に熟成させることができる。
テクニカル情報
醸造:天然酵母で自然のままのゆっくりとした醗酵を行う。
コンクリート/ステンレスの開放醗酵槽に全房(100%)の葡萄を入れ、ゆっくりとしたパンチダウンを行う。
仏産樽にて10ヶ月熟成(新樽30%)、ノン・フィルター、人工的な清澄なしに瓶詰。
生産量:808ケース
テイスティング・コメント
ブルームス・フィールドは毎年必ず同じ個性をしっかりと表現してくれる。
それは、昼夜吹く涼しい海風による影響と痩せたミネラル溢れる土壌によるストレスがかかる為、小粒で凝集した粒となり、溌剌とし凝縮した果実、塩味と海苔のようなミネラル感が表現される。
畑上部の鉄分を多く含む粘土質土壌の葡萄と、下部の海洋性土壌のミネラル感が複雑な味わいを表現する。
2021年はピュアでジューシーな熟したブラックチェリーとブラックベリー、プラム、ブラウンシュガー、ダークチョコレート、シナモン、土っぽいスパイス、新緑の葉や紅茶のような爽やかで香ばしい香りが魅力的。
厚く豊かなタンニンがしっかりと編まれたニットのようで、今は最初の一口目のインパクトが強いが、時間が経つにつれて、濃密でベルベットのような質感がしなやかになっていくのを観察する楽しみがある。
畑情報
ブルームス・フィールド
面積:3ha、オーガニック栽培
植樹された日が「ブルームス・デイ6月16日(2007年)」であったことから命名した畑。
自社畑の中で西端の斜面にあり、海を直接望むことができる(西へ約10km)。
薄い表土は粘土質で鉄分を多く含み、その下はシェール(頁岩)。
水はけが良く、傑出したミネラル感をもたらす。
霧と海からの冷たい風の影響を受け非常に涼しく、このストレスから、自社畑の中でも一番小さな房となる。
色合い、アロマ、果実味とも凝縮感に富むが、高い酸をキープでき、ワインが生き生きとしたエネルギーに満ち溢れる。
クローンはマウント・エデン、スワン、カレラを通常は区画分けするところ、畝毎交互に植え、収穫は一緒に行う。
ヴィンテージ: 2021年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: ミディアム・ボディ
主要品種: ピノ・ノワール100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: サンタ・リタ・ヒルズ/ Sta. Rita Hills
畑: ブルームス・フィールド
備考: 限定数入荷在庫僅少 Parker Point 94P、Wine Advocate March 2022 by Erin Brooks
ワインメーカー: サシ・ムーアマン/ Sashi Moorman
醸造: 全房100%、コンクリート/ステンレスの開放醗酵槽天然酵母にて醗酵
熟成: 仏産樽にて10か月熟成(新樽率30%)
土壌: 粘土質、シェール
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 13.1%
JAN: 無し