16haある自社畑から、単一区画セレクションから外れたキュヴェをブレンド 2018年より新しいラベル「DDLC」でエステートを代表するエントリーワインであるが、生産量 はごく少量 。年により区画の比率は変わる。100%全房醗酵、約10ヵ月熟成(新樽無し)落ち着いた旨味と複雑な要素が絡み合い、まろやかな口当たり、ソフトで厚みのあるタンニン、鋭角な酸が土地のエネルギーを表現する
ヴィンテージ情報
年間を通して寒冷なヴィンテージで、よりハーブや明確な塩系の旨味が生まれているが、果実は非常にフレッシュで生き生きとしており、十分な凝縮感とテンションを内包している。
味わいの厚みもしっかりとありテロワールの個性が顕著に表れているので、今飲んでも十分に楽しめ、10~15年は楽に熟成させることができる。
テクニカル情報
醸造:天然酵母で自然のままのゆっくりとした醗酵を行う。
コンクリート/ステンレスの開放醗酵槽に全房(100%)の葡萄を入れ、ゆっくりとしたパンチダウンを行う。
仏産樽にて10ヶ月熟成(数年使用の樽)、ノン・フィルター、人工的な清澄なしに瓶詰。
生産量:659ケース
テイスティング・コメント
他のカリフォルニア・ピノ・ノワールと一線を画すワインの特徴は、しっかりと完熟しなから、ワインになると決して果実味のジューシーさだけが前面に出ず、落ち着いた旨味と様々な複雑な要素が絡み合う。
2021年は赤系ベリー、チェリー、ストロベリーなどのピュアな果実の香りが最初に広がり、その後チョークの粉や砂利のような土っぽいニュアンスが現れる。
味わいにも果実由来の要素が続きザクロやハイビスカス、赤から紫に近い風味が感じられる。
このワインはがっしりとしたエネルギッシュな構造を持ち、タンニンは非常に細かく余韻も長い。
今でも十分に楽しく親しみやすく飲めるワインだが、今後数年で柔らかくなり、さらに幅が広がっていく。
畑情報
16haある自社畑から、単一区画としてリリースするセレクションから外れたキュヴェと、まだ単一区画としてリリースしない区画をブレンドしたキュヴェ。
エステート内でも土壌は様々。
シルト、粘土、ローム堆積土壌(粘土より粗い礫が混じる)、ダイアトメイシャスのスレートなど。2018年より新しいラベルDDLCとなり、エステートの味わいを代表するエントリーワインとなるが、生産量は単一区画と変わらない600ケース程。
年により区画の比率は変わっていく。
ヴィンテージ: 2021年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: ミディアム・ボディ
主要品種: ピノ・ノワール100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: サンタ・リタ・ヒルズ/ Sta. Rita Hills
備考: 限定数入荷在庫僅少 Parker Point 93P、Wine Advocate Dec. 2022 by Eric Brooks
ワインメーカー: サシ・ムーアマン/ Sashi Moorman
醸造: 全房100%、コンクリート/ステンレスの開放醗酵槽、天然酵母にて醗酵
熟成: 仏産樽にて10か月熟成
土壌: シルト、粘土、ローム堆積土壌、ダイアトメイシャスのスレートなど
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 13.2%