”プリズナー”を世に送り出した奇才、デイブ・フィニ―による最新のプロジェクトが日本に初上陸。
2012年にデイヴ・フィニ―が「オリン・スウィフト」を始めたメンバーらと共に立ち上げたプロジェクト。セント・ヘレナにある8エーカーの小さな畑、G.B.クレーンヴィンヤードのシングル・エステート。1885年に初代オーナー、GeorgeBeldonCraneが当時盛んに行われた”ミックス・ブラック”(赤ワイン種の多品種栽培)を行っていた畑。現在も4エーカーほど当時の株が残っており、歴代のオーナーを経て、2012年にこの畑を買い取ったデイブらが大事に受け継いでいる。
香ばしいトーストしたフレンチ・オーク香に包まれたジューシーなラズベリー、熟したイチゴ、れんげ、微かなムスクが広がる。ブラックプラム、ダーク系果実、御影石を砕いたようなニュアンスのミネラル感を兼ね備え、明るいチェリーやフローラルなアロマが後半に現れる。バランスの取れた酸味と心地よいタンニンが、飽きさせない白胡椒の香りへと導く。
ワイン業界で短期間にスターの座に登りつめることは、非常に稀なことです。ディヴ・フィニーは1998年に旗艦ワインの『ザ・プリズナー』を含むオリンスウィフトセラーズを立ち上げ、その名を世界中に轟かせました。『ザ・プリズナー』は、その独特でダークなイメージのラベルと、印象深い味わいで、それまで注目されていなかったジンファンデルブレンドに脚光を浴びせ、ワイン・スペクテイターで2005年から2009年まで連続で「TOP100」に名を連ねました。フィニーは2010年にプリズナーのブランドをフネイス・ヴィントナーズに売却し、2016年春、それを世界最大級のワインカンパニー、コンステレーションが買収しました。フィニーは引き続きオリンスウィフトセラーズで製造監修を続けながらも、ほぼ同時期にそのブランドをE&J.ガロワイナリーに売却しました。瞬く間に大きな成長を遂げたブランドとは別に、フィニーは共にオリンスウィフトを始めたメンバーら二人とナパの栽培家との4人で、2012年新たなプロジェクトに着手します。これはセント・ヘレナの小さな8エーカーの畑を、収穫が始まるほんの数日前に手に入れたことから始まりました。
100年以上前にマヤカマス山脈から流れ出た砂利や土が残るこの畑は、1885年に初代の持ち主ジョージ・ベルドン・クレーン(GeorgeBeldonCrane=G.B.Crane)が当時は盛んに行われていた“ミックス・ブラック”(赤ワインの多品種の栽培)で、ジンファンデルをはじめとする多くの品種を栽培していました。そのため単一畑といえども、同じ味わいのワインを造ることはまずありえない、ユニークなブレンドを生み出せるのです。ワイナリーの名前はこの方式に由来しています。今も4エーカーほどはクレーンが最初に植えた株が残っており、130年近くにわたり移り代わってきたオーナー達が大切に守ってきました。フィニーらは新しいオーナーとして、この畑の歴史や伝統をしっかり受け継いでいきたいと考えています。
もともとオールド・ヴァインのワインを造ることにこだわっていたフィニーらは、この特別な畑のブドウを使ったジンファンデルブレンド、『ElCoco’』(エル・ココ)、そしてカベルネ・ソーヴィニヨンをリリースしました。ラベルはプリズナーと同様、フィニーの独特な世界を表現し、スペイン人画家フランシスコ・ゴヤの”Quevieneelcoco”(邦題:ほら、お化けが来るよ)からモチーフを使用しています。
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