グラマシー・セラーズでは、ローヌ・スタイルのセカンド・ワインとして「ローアー・イースト」の名前でシラーを造る。ワシントンの東南にある畑からという意味とニューヨークのローアー・イースト地区(スノップでアーティステック)とをかける。全房発酵、仏産225リットルと500リットルで21ヶ月熟成
LOWER EAST/ローアー・イーストはボルドーに習ったグラマシー・セラーズのセカンド・ワイン。
コロンビア・ヴァレーの個性、飲みやすさ、味わいと価格におけるコストパフォーマンスの良さを目標とします。
格落ちキュヴェだけでなく、このローアー・イーストの個性を表す為の専用の畑も使います。
ローアー・イースト=ワシントンの南東にあるコロンビア・ヴァレーとワラ・ワラ・ヴァレーを表すが、ニューヨークにちなんだグラマシー・セラーズらしく、ニューヨークのローアー・イースト・サイド(かっては労働者階級の街であったが、近年高級化が進みスノッブでアーティストがたくさん集まる個性的な地区となっている。)のイメージをワインにも込め、親しみやすい味わいと個性を扱いやすい価格で2種類を造ります。
シラーとカベルネ・ソーヴィニヨン。
テイスティング・コメント
ヤキマ・ヴァレーの標高の高い畑からはフレッシュさを、ワラ・ワラ・ヴァレーからは酸の秀逸さをブレンド。
ワラ・ワラ・ヴァレーのワシントン側グラマシー・セラーズがシングル・ヴィンヤードとしてリリースするレ・コリンの畑からは格上のローヌ・タイプのシラーの特徴(酸とスパイスと堅牢さ)と、オレゴン側・特徴あるロック・ディストリクツ(名前の通り岩がごろごろしている)畑からシラーらしい土臭さや肉や血を思わせるニュアンスや塩っぽさが現れる。
味わいはアプローチしやすい果実感が満載で、ブラックベリー、ダーク・チェリーのような果実系のアロマ、牛肉のたたきやベーコン、ベーキング・スパイス、クローブのような肉料理系のニュアンス、小石、土や岩、塩っぽいミネラル感も感じられる。
ミディアムからフル・ボディー。
フレッシュでこなれたタンニンが楽しめ、きめ細かい酸が優しく全体を包む。
スムースでバランスがとれ、エレガントな味わい。
肉料理、特に赤味肉、ジビエとは好相性。
畑情報
ワシントンの南東(ローアー・イースト)コロンビア・ヴァレーの畑よりヴィンテージにより変更あり。2020年の畑は75%がワラ・ワラ・ヴァレー、25%がヤキマ・ヴァレーとなった。
★ワラ・ワラ・ヴァレー:
レ・コリン(オレゴンとの境界線の北、ブルー山脈の山裾・東側の斜面、シラートップ畑) ホーリー・ローラー(ロック・ディストリクツ、ごろごろとこぶし大の石が畑を覆う)
★ヤキマ・ヴァレー
レッド・ウィロー(ヴァレーの一番西端うねるような斜面の畑) オルセン・ヴィンヤード(ヴァレーの東端、レッド・マウンテンに隣接) マルコー・ヴィンヤード(ヴァレーの西、レッド・ウィローに隣接)
ヴィンテージ: 2020年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: ミディアム・ボディ
主要品種: シラー89%
ブレンド品種: カリニャン8%,ムールヴェドル3%
原産国名: アメリカ
地方名: ワシントン
AVA: コロンビア・ヴァレー/ Columbia Valley
ワインメーカー: グレッグ・ハリントン/ Greg Harrington
醸造: 全房発酵比率70%
熟成: 仏産樽にて21か月熟成(新樽比率32%)、パンチョン(500リットル)& バリック(225リットル)使用
キャップ: コルク
アルコール度数: 13.5%
JAN: 860000155205