ヴァイスは、ナパで歴史的にも重要な単一畑から単一品種のワインを造る事に秀でています。
このワインはカーネロスのトルシャード・ファミリーヴィンヤードで育つピノノワールを純粋に表現しています。
このワインが称賛されるのは私たちの功績ではありません。
私達は畑でもワイナリーでもほとんど手を入れていないのです。
このワインはブルゴーニュのグラン・クリュとカリフォルニアのピノ・ノワールの中間を目指し、畑からスタートしました。
ブラックチェリー、ルバーブ、紅茶、ザクロの創造性豊かな香りとブラックチェリーのコンポート、フレッシュなスミレ、トースティーなオーク、エキゾチックな甘いスパイスなど、幅広い味わいが、官能的なフィニッシュへとシームレスに織り込まれています。
このワインは、デキャンタやセラーで時間をかければ、さらに風味豊かで複雑なフレーバーが広がるでしょう。
2019年はナパのピノ・ノワールにとって10年に1度のヴィンテージとして、注目を浴びるかもしれません。
時間が経てばわかることですが、このテイスティングノートを書いている私は、ボトルの抜栓ごとに、このヴィンテージの早熟さとエレガンスに驚かされます。
2019年はセラーで何年も熟成できる骨格を持ちながら、そのフレッシュさゆえに今すぐ飲めるワインとなっています。
最高品質のナパを最高の価値で・・・The Vice: 背徳感、悪習慣―後ろめたい喜びをもたらすもの、やりすぎると体には悪いけれど、やりすぎないと幸せともたらすもの、幸せで生産的な人生を送るために必要なもの・・・ワインこそが私のVice。
ザ・ヴァイスは、ナパ ヴァレーの高品質なワインを小ロットで造るブランドです。
ブドウ品種と産地を最高に表現する畑から、手作業により厳選された単一ブドウ品種でワインを醸造しています。
このブランドは、情熱的な人々、サステイナブルな農業、ワイン産業における専門知識、そして現代の消費者の嗜好に対する理解から生まれました。
オーナーであり、チーフワインメーカーのマレック・アマローニは、モロッコ生まれで医学の道を進むも、自身の情熱がワインに向かいました。
ニューヨークでの厳しい生活を経て、ワイン業界での成功を収めた彼は、ワイン造りの夢を追い求め、2013年に最初のヴィンテージをリリースしました。
彼自身が畑から手に入れたブドウをトラックで運び、手作業で破砕から瓶詰め、そしてデザイナーである妻のトリと共にラベルデザインも行っています。
また2023年にはナパヴァレー・ヴィントナーズの理事会メンバーに最年少で任命され、今後が最も期待されるナパの生産者の一人として卓越した品質のワインを、最も魅力的な価値で提供することに真摯に取り組んでいます。