ジェイ・サマーズは1996年にJ. クリストファーを設立し、長年ワインメーカーを務めましたが、2019年に辞して以来、この個人プロジェクトにすべてを捧げています。
現在はウィラメット・ヴァレー、ダンディ・ヒルズで、数十年来の付き合いのある畑でワインを造り続けており、今後は生産量の上限を以前よりもかなり少ない1,500ケース程度にしたいと語っています。
このワインはダンディ・ヒルズのニコラス・ファミリー・ヴィンヤードとラ・コリーナ・ヴィンヤードのブドウを使用しています。
野生酵母での発酵と、それに続くマロラクティック発酵の後、瓶詰め前に11ヶ月間フランス産樽で熟成しています。
このブレンドは、他のJ.C. サマーズのピノ・ノワールよりもリリースが早く、 すぐに楽しめるようなブレンドとなっています。
ワイン名の ”Joie de Chien” とは英語で ”Happy Dog” 幸せな犬、”Joy of the Dog” 犬との幸せとも訳され、ラベルには、オーナー・ワインメーカージェイの家族の一員である愛犬アジャが月を見ている絵が描かれています。
ニコラス・ファミリー・ヴィンヤード(元ベラ・ヴィーダ・ヴィンヤード)ダンディ・ヒルズにある特別な畑の一つで、私は2001年からこの畑のブドウを使用しています。
スティーブ・ホワイトサイドが細心の注意を払い心を込めて管理して来た14.6haのベラ・ヴィーダ・ヴィンヤードを2021年1月にニコラス・ファミリーが購入し、以前と変らず素晴らしいブドウを栽培しています。
クローン:ポマール・ヴェーデンスヴィル、ディジョン777ラ・コリーナ・ヴィンヤードラ・コリーナ・ヴィンヤードは、私がいつも「秘密の入手先」と呼んでいる畑です。
私が以前、ダンディ・ヒルズのピノ・ノワールをブレンドしたワインを造っていた時には毎年、単一畑の"ラ・コリーナ・ピノ・ノワール"を造るために選んだ樽をブレンドのために犠牲にしていました。
このブドウがワインのブレンドをポジティブに高めてくれるブドウだったので、そうせざるを得なかったのです。
この畑はダンディ・ヒルズの典型的な場所で、私の友人であるジョージ・ヒルベリーが管理しています。
この新しいプロジェクトを始めた時、幸運にもジョージは小さなブロックを残してくれており、私の他のダンディ・ヒルズ・ピノ・ノワールのワインを見事に補完してくれました。
0.4haのポマール・クローンJ.C. サマーズは、ジェイ・クリストファー・サマーズと彼の長年のパートナーで妻のロンダ・ニューウェル・サマーズとのコラボレーションです。
ラベルには、彼らのワイン造りの冒険における新たな段階を意味する新月が描かれています。
オーナーであり生粋のオレゴニアンであるジェイ・サマーズは、30年以上ウィラメット・ヴァレーでワインを造り、1996年にJ. Christopherブランドを立ち上げました。
彼の師匠であるキャメロン・ワイナリーのジョン・ポールやアデルスハイム、ニュージーランドのドライリバー等、偉大なワインメーカーの元でワイン造りの経験を積んだジェイ・サマーズのワインは小ロットで手造りされ、ウィラメット・ヴァレーの最高の畑のブドウのみを使用します。
J.C. サマーズの哲学は、旧世界のスタイル(焦点、長さ、バランスを重視)ワインを造ることです。
ジェイは言います「私たちはフルーツボム(果実爆弾)を造らない。
果実味、酸、テクスチャーが絶妙なバランスのワインを造りたい。
口中で中盤に広がる爆発的な味わいを超える、完成されたワインを造りたい。
それには急がず、ワインが自然に育つようにすることが重要だ。
ワインが自分たちのペースで発展するためには、人間の介入は最小限にとどめなければならない。
」彼は、旧世界のワインからインスピレーションを得て、それをウィラメット・ヴァレーのテロワールに適用しているのです。
ジェイはワイン造りが忙しくないときは、ギターを弾いたり、自身のバンド「Portland Cement」の新しい曲を作ったりしています。
彼らの新しいアルバム「The Road to El Groove」も、是非チェックしてみてください。