実はあの食べ物がメキシカンフードじゃない?!
こんにちは!SoCalization(ソーキャリゼイション)マーケティング部のKARENです。私は現在、サンディエゴ州立大学の3年生です。初めてブログを担当させてもらっていてドキドキでいっぱいなのですが、今回は私の大好物について書かせていただくのでワクワクでしたかないです!
私の大好物といえばたくさんあるのですが、その中でもサンディエゴに住んでいて欠かせないのが「メキシカンフード」です。
メキシカンフードだと思っていたものの中には、実はアメリカで生まれたメキシカンフードも多いようです!(メキシコ風ってことですね)この投稿では、サンディエゴでもよく見かけるそんな「実はアメリカ発のメキシカンフード」を紹介したいと思います!
目次:
- 1. Nachos / ナチョス
- 2. Fajitas / ファヒータ
- 3. Chili Con Carne / チリコンカン or チリコンカルネ
- 4. Burritos / ブリートー
- 5. Queso / ケソ
- 6. Chimichangas / チミチャンガ
1. Nachos / ナチョス
まずはみんな大好き、気軽に食べれるナチョス!
ナチョスは1943年にメキシコのピエドラ・ネグラスで発明されたのですが、だからといって、本物のメキシコ料理と言えるのでしょうか?そうでもないみたいです。
この定番バーフードは、フォート・ダンカンの近くに駐留していた米軍兵士の妻たちが、レストランが閉店した後何か食べたいという女性たちのために、レストランの支配人が提供したものだそうです。その時、トルティーヤ(三角形に切って揚げたもの)、チーズ(揚げた三角形の上に溶かしたもの)、ハラペーニョのピクルス(付け合せ)しかなく、有りものでできた料理が「ナチョス」でした。
現在、世界中で食べられているものは、そこから進化し、牛ひき肉、豚ひき肉、サワークリーム、ワカモレ、そしてすっごい量のチーズが使われていますね!
少し似ているホンモノのメキシカンフードがあるとすれば、「チラキレス」でしょう。
一般的に朝食に出されるこの料理は、四つ切りにしたコーントルティーヤを軽く揚げてサルサで煮込み、スクランブルエッグか目玉焼きをトッピングしたものです。
2. Fajitas / ファヒータ
ファヒータはタコスによく似ているものです!
この名前はスペイン語で「小さな帯」という意味。そのメキシコ感たっぷりの名前とは裏腹に、ファヒータは事実上アップルパイと同じくらいアメリカ的な食べ物なのです。
メキシコの食材からヒントを得た料理ですが肉と野菜に、コーントルティーヤではなく、フラワー(小麦粉)トルティーヤが添えられているのが、この料理が「Auténtico」(アウテンティコ=スペイン語で「ホンモノ」の意)でないことの証拠ですある。
この料理に似ている肉厚の「ホンモノ」のメキシコ料理が食べたいなら、コチニータ・ピビルを試してみてください。豚肉を柑橘類の果汁に漬け込み、アナトーで色付けした後、バナナの葉に包んでじっくりと焼いた料理です。コーントルティーヤと、赤玉ねぎのピクルス、黒豆の炒め物、ハバネロチリなどのサイドメニューが添えられている。
3. Chili Con Carne / チリコンカン or チリコンカルネ
金時豆にスパイスや辛みをきかせて煮込んだワイルドな一品。スペイン語で「チリとお肉」を意味し、メキシコ感醸していますが、もはやアメリカの代表的な料理の一つと言っても過言ではないものですね!
こちらはテキサス州の入植者によって作られた料理です。
牛ひき肉、トマト、豆、スパイス、チリペッパー、サワークリーム、チーズなどの具材を煮込んだこの料理はメキシカンではないとされています。
もっとメキシコ伝統スタイルにしたいときは豚肉、唐辛子、コショウをじっくりと煮込んだシチューで、温かいトルティーヤと一緒に食べてみてください!
4. Burritos / ブリートー
でましたブリートー!メキシカン料理の中でも私の大好物です。これが実はアメリカ発祥の一品だと知った時は驚きました。
トルティーヤをパツパツに引き延ばして、ご飯、野菜、豆、チーズ、サワークリーム、そして朝食時には卵やソーセージなど、想像しうるありとあらゆるものを入れることができます!
ブリートーとは「小さなロバ」という意味で、現在のような巨大なものはメキシコ系の鉱山労働者やカウボーイ、農場労働者がアメリカで発明したと考えられています。
私たちが知っているブリートーは正真正銘のメキシコ料理ではないのですが、似たようなものがメキシコのほうにあるみたいです。その名は「タコス・デ・ハリーナ」。
ブリートーより小柄のもので肉や魚介類をベースに、米、豆、チーズ、唐辛子など、2~3種類の具材で構成されているのが一般的です。
5. Queso / ケソ
そろそろ読者の皆様も、アメリカ化されているメキシコ料理の多くが、溶けるチーズやシュレッドチーズをたっぷりかけてあることにお気づきでしょう。
しかし、ホンモノのメキシコ料理の愛好家が「なんだそれ?」と言ってしまうのは、「メキシコ」料理に加えるチーズの量だけではありません。種類もそうなのです。
アメリカ化されたメキシカンで良く使われるチェダーチーズから派生したマイルドな黄色いチーズは、スペイン語でチーズを意味する「ケソ」とは呼ばれますが、メキシコスタイルの白くてニュアンスのあるピリッとしたチーズとは全く異なり、唐辛子の辛さを相殺してしまうため伝統的な料理に使われることはありません。
6. Chimichangas / チミチャンガ
最後の料理はチミチャンガ!踊りみたいな名前で楽しさを感じさせてくれる名前でもあるのですが、またまた味も最高です。
1922年アリゾナ州ツーソンでその事件は起きたのです、、
「エル・チャロ」というレストランのオーナー、モニカ・フリンは、誤ってブリートーを油揚げの中に落としてしまいました。これがチミチャンガの誕生です。
チミチャンガはウッディ・ジョンソンの発案だと言う話もあるみたいです。1946年、彼はフェニックスにある自分のレストランで、ブリートー(そもそもメキシコ料理ではない)を揚げ鍋に入れたのです。
どちらの誕生秘話を選んでも、ツーソンもフェニックスもメキシコと隣接するアリゾナ州にあることにお気づきかもしれません。
最高にジャンキーなブリートーを揚げてさらにジャンキーにしたチミチャンガ、、、みなさんは食べたことありますか?! 東京在住の方は、中目黒の Junkadelic で食べられますのでお試しあれ。
いかがだったでしょうか?メキシコ料理だと思っていたものは実はアメリカ料理ということに驚きですね!
文化など学ぶのも大切ですが両方美味しいことには変わりないので、この記事を書きながら早速メキシカンフードを食べたくなっちゃいました。
SoCalizationにもこんなフードにあったお酒を提供しているので是非ご家庭でメキシカンな料理を食べながらお試しください!